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アコースティックギターを弾いていて、「そろそろアンプも欲しいな」と思っているなら、ちょっと面白いシリーズが登場しました。
Orange Ampsとエド・シーランが共同開発した「OUTLOWD ES Series」です。
結論から言えば、これはエド・シーランのファンだけに向けたコラボ商品ではありません。
家でギターを楽しみたい人から、いつか人前で歌ってみたい人、ストリートライブや小さなステージに立ちたい人まで、音楽との付き合い方に合わせて選べるアンプシリーズです。

Orangeなのに、主役は「歪み」ではない
私の世代にとってOrangeといえば、Marshall、Fender、Mesa/Boogieなどと並んで、一度は使ってみたいと思わせるアンプブランドでした。
あのオレンジ色の筐体がステージに置かれているだけで、「おっ」と目が行ったものです。
私自身も昔はギターでミュージシャンを目指し、バンドを組んでエレキギターを中心に弾いていました。アコースティックギターも好きだったので、アンプには今でも少々うるさいところがあります。
ただ、今回のOUTLOWD ES Seriesは、昔ながらのOrangeに期待する豪快なロックサウンドとは少し方向が違います。
狙っているのは、アコースティックギターやボーカルの音を、できるだけ自然なまま届けること。
シリーズはES3、ES60、ES100の3モデル。
クリーンで温かみのあるサウンドと十分なヘッドルームを備え、アコースティックギターだけでなく、エレキギター、ベース、ウクレレなど、さまざまな楽器やPA用途にも使える設計です。
つまり、「Orangeだから歪ませてロックする」というアンプではありません。
歌とギターそのものを聴かせたい人のOrangeです。
ES3、ES60、ES100。自分ならどれを選ぶ?
3モデルは出力だけでなく、想定している使い方がかなりはっきり分かれています。
ES3|まず部屋でギターを楽しみたい人へ
ES3は3Wの小型モデルです。
充電式バッテリー、USB-C充電、Bluetooth、トーン、リバーブを備え、重量は約1.44kg。バッテリーは最長12時間駆動します。
Bluetoothスピーカーとして音楽を流しながら練習することもできます。
大音量を出すためのアンプというより、
「生のアコギに少し広がりを加えて弾きたい」
「好きな曲を流しながら練習したい」
そんな使い方が似合います。
自分の部屋でギターを抱えて、まずは音楽を楽しむ。
そのための小さなOrangeです。
ES60|ストリートに出てみたいなら、私はこれが気になる
3台の中で、個人的に最も面白いと思うのがES60です。
60W出力で、充電式バッテリーを内蔵。
しかもギターとマイクを別々につなげられる2チャンネル仕様です。
各チャンネルにはEQとリバーブを搭載し、マイク側には48Vファンタム電源も用意されています。
Bluetoothによる音楽再生のほか、エフェクトループやバランスラインアウトも装備。重量は約7.34kgです。
電源のない場所へ持っていって、
ギターをつなぐ。
マイクを立てる。
そして歌う。
非常にわかりやすいアンプです。

エド・シーラン自身も、大きなステージに立つ前にはストリートで演奏してきました。
OUTLOWD ES Seriesの中でも、ES60はストリートライブや小規模なライブを想定した中核モデルです。
ギター一本抱えて、人前で自分の歌を聴いてもらう。
その一歩を踏み出したい人には、このES60がいちばん「夢の続き」を感じさせるモデルだと思います。
ES100|本格的なステージを目指す人へ
そして最上位モデルが100WのES100です。
12インチのCelestion製ネオジムスピーカーと1インチHFツイーターを搭載。
ギターとマイクの独立2チャンネル、EQ、リバーブ、48Vファンタム電源、エフェクトループ、バランスラインアウトなど、本格的なライブを想定した機能を備えています。
こちらは「ちょっと家で鳴らしてみよう」というより、ライブやステージでしっかり音を届けたい人のための一台でしょう。
ES3で部屋から始める。
ES60を持って街へ出る。
そしてES100でステージに立つ。
3台を並べて見ると、ひとりのミュージシャンが少しずつ演奏する場所を広げていく姿まで見えてくるようです。

アンプならオンラインで買うのも悪くない。でも先に音を聴きたい
私はギター本体をオンラインだけで選ぶのは、今でも少し抵抗があります。
ネックを握った感触も違えば、生音も違う。
できれば実物を弾いて選びたい楽器です。
アンプなら、その点ではオンライン購入もしやすいと思っています。
なにしろ大きいものは重たいです。
ES100になると重量は約14kg。店から抱えて帰るより、配送してもらったほうがずっと楽でしょう。
ただし、アンプも音を出す機械です。
できるなら一度、自分のギターをつないで音を確認してから選んでほしい。
ギターとの相性、自分の声との相性、音量を上げたときの印象。
こうした部分は、スペック表だけではわかりません。
近くに取扱店舗があるなら一度試奏して、気に入ったモデルをクロサワ楽器店オンラインショップで購入する。
そんな選び方もいいと思います。
音楽は、大きなステージから始まるわけではない
今の私はもう長いこと音楽の世界から離れています。
若いころに持っていたギターや機材も、海外生活の中で失ってしまいましたし、自分の音楽を誰かに聴かせたいという情熱も、若いころのようにはありません。
それでも街で若い人がギターを抱えてストリートライブをしているのを見ると、夢に向かって進もうとしているその姿が、少し羨ましくなります。
同時に、
「頑張れよ」
と思います。
エド・シーランも、最初から巨大なスタジアムで歌っていたわけではありません。
OUTLOWD ES Seriesには、自宅での演奏からリハーサル、ストリートライブ、そしてステージへと、音楽を楽しみ、創り、人に届けていくための考え方が込められています。

だからOUTLOWD ES Seriesに興味を持ったなら、エド・シーランの名前だけを見るのではなく、
「自分はどこで、このアンプを鳴らしたいだろう?」
と考えながら3モデルを見比べてみてください。
部屋ならES3。
街へ出るならES60。
本格的なステージを目指すならES100。
アンプを選ぶことは、これから自分がどこで音を鳴らすかを考えることでもあります。
クロサワ楽器店オンラインショップで、まずは3台の仕様や写真をじっくり眺めてみてはいかがでしょうか。
次にギターを持って外へ出るのは、あなたかもしれません。




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