フェールラーベン「カンケン」|通学にも、日々の相棒にも。ずっと使いたくなる北欧リュックの話

くらし

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通学用のリュックを探しているけれど、いかにも学生用というのではなく、普段着にもすっと馴染むものがいい。

そんなふうに思っている人には、フェールラーベンの**「Kanken(カンケン)」**を一度手にとってみてほしいなと思います。

四角くてシンプルな形に、正面には北極ギツネの丸いマーク。

派手さはないのに、背負っているだけでなんだか絵になる。そんな不思議なバッグです。

しかもカンケンは、見た目の可愛さだけで人気になったわけではありません。もともとは、子どもたちが学校で使うために生まれたバッグ。現在の定番モデルは16L、重さは約300gほどで、毎日の通学や街歩きにちょうどいいサイズ感です。

カンケンは、もともと学校のために生まれたバッグ

カンケンが生まれたのは1978年のこと。

フェールラーベンの創業者が、「丈夫で長持ちして、軽くて、学校の持ち物がちゃんと入るバックパックを子どもたちに」という思いから作ったのが始まりだそうです。今のモデルにも、あの四角いシルエットがそのまま受け継がれています。

そう考えると、「カンケンを通学用に」というのは、実はとても自然な選び方なんですよね。

メイン収納はファスナーが大きく開くので、中がぱっと見渡せて、荷物の出し入れもスムーズ。正面にはファスナーポケット、両サイドにはサイドポケットもついています。

上部のハンドルを持てば手提げとしても使える2WAY仕様で、背面には取り外しできるシートパッドも入っています。

流行を追って機能を詰め込んだというより、毎日使う道具として本当に必要なものだけを、すっきりまとめた。そんな印象のバッグです。

16L・約300g。この「軽さ」がちょうどいい

今のカンケンは、高さ36cm×幅27.5cm×奥行12cm、容量16L、重さは約300g。

素材には摩耗性・耐久性・耐水性に優れたビニロンが使われています。

正直なところ、私が昔使っていたカンケンに防水性があったかどうかまでは覚えていません。ただ今の商品説明でも「耐水性」とされているので、完全防水というよりは「日常づかいに安心できる丈夫な生地」くらいに考えておくのがよさそうです。

それより今のカンケンを見ていて楽しいのは、カラーバリエーションの豊富さです。

ブラックやネイビーのような落ち着いた色はもちろん、ピンクやブルー、グリーン系まで、販売ページにはいろんな色が並んでいます。

服装に合わせて選べるので、通学バッグでありながら、ちょっとしたファッションの一部にもなってくれます。

私がカンケンを使っていた、1990年代のノルウェー

私がフェールラーベンを知ったのは1990年代のことです。

初めての海外勤務でノルウェーに赴任したころ、街を歩けばあちこちでカンケンを背負った人を見かけました。

今のように「世界的なおしゃれバッグ」として意識していたわけではなくて、そこにごく普通にあって、みんなが普通に使っている。そんな存在でした。

私も黒いカンケンを一つ買いました。

大きさがちょうどよくて、軽くて、大きく開く。仕事の日も、休みの日も、なんでも気軽に放り込んで出かけるのに、本当にちょうどよかったのを覚えています。

その後、ロシアのサンクト・ペテルブルグへ転勤したときも、カンケンはずっと一緒でした。

当時はヘルシンキへ行く機会も多くて、街の大きな百貨店にはフェールラーベンの売り場もありました。

ちょうどアウトドア用品に凝っていた時期でもあり、あの北極ギツネのマークが好きだったこともあって、テントや本格的な大型リュックなど、いろいろ買い揃えたりもしました。

当時の私にとってフェールラーベンの道具は、「おしゃれなアウトドアブランド」というより、本当に野外へ出て使うための道具という感覚に近かったです。

そのとき買ったドームテントも、休暇で日本へ帰ったときのキャンプ旅行でずいぶん活躍してくれました。

いろいろ手放しても、カンケンだけは残った

転勤を繰り返しているうちに、テントなどの本格的なキャンプ用品はいつの間にか手元からなくなっていきました。

ところが、あの黒いカンケンだけはずいぶん長く使い続けていたんです。

記憶をたどると、十年以上は使っていたと思います。

それだけ使い倒したはずなのに、簡単に切れたり破れたりした記憶がありません。

さすがに最後は生地もくたびれてきて、いつの間にか使わなくなってしまいましたが、「壊れたから捨てた」という感覚ではなかったように思います。

これはもう、道具として本当によくできていた証拠なんだろうなと、今になって思います。

安いリュックではありません。でも、また欲しくなる

一度、新しいカンケンを買おうかと思ったことがあります。

でも値段を見ると、正直、気軽にぽんと買えるリュックというわけでもなくて。

「まあ、安いのでいいか」と別のバッグを選び、それを何度か繰り返しながら今に至っています。

それでも今回、あらためてカンケンを見ていたら、ふと考えてしまいました。

安いバッグを何度も買い替えるのと、気に入った一つを長く使うのと、どちらが気持ちいいんだろうな、と。

昔のカンケンについて私が覚えているのは、「何年使えたか」という数字よりも、使っている間ずっと、気持ちよく使えていたことなんですよね。

通学にも街歩きにも。「これが自分のバッグ」と思える一つを

カンケンは、最新機能を詰め込んだハイテクリュックではありません。

1978年から変わらない四角い形に、扱いやすい16Lの容量、約300gという軽さ、大きく開く収納、そして丈夫な素材。

基本はいたってシンプルです。

でも、そのシンプルさがいいんです。

通学に使ってもいいし、休日にそのまま背負って出かけてもいい。服装に合わせて好きな色を選べば、「学校に持っていく荷物入れ」ではなく、自分だけの持ち物として楽しめるはずです。

私が黒いカンケンを買ったころから、ずいぶん長い時間が経ちました。

それでも今のカンケンを見ていると、

「やっぱり、これいいな」

と、素直にそう思ってしまいます。

毎日使うリュックだからこそ、背負うたびにちょっと嬉しい気持ちになれるものを。

カンケンは、そんな選び方をしたい人にぴったりのバッグだと思います。

フェールラーベン「カンケン」を見てみる

カラーによって印象がずいぶん変わります。気になる色があるか、まずは販売ページでのぞいてみてください。

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